すあまさえ

新感染 ファイナル・エクスプレスのすあまさえのレビュー・感想・評価

4.4

ホラー映画ではなく、アクション映画のように感じる程の戦闘シーン。
久々に男の人をかっこいいな、頼りたいな、と思えたかも。

韓国は国をあげて映画にお金をかけてる。
1人が年間に映画館に足を運ぶ回数も、日本は0.X回なのに対して韓国は3.X回。
かけられる額が違う。そりゃ画面にもその違いは出てくるよね。
セットも凝ってるし、スケールも大きい、良い役者さんも使えるし、細部にも拘れる。

20歳くらいの時から愛について考えてて、ずっと答えが出ないんですよね。
それは前にもどっかのレビューに書いたんだけど。愛にも色んなものがあるじゃないですか。
でもね、私にとっての愛って、守るっていう要素が大きくしめてるなぁって、この映画で気づいたんです。

なんでなんだろうね。
守ってもらった時が1番、大切にしてもらってるんだなっていうのを感じたんだろうね。


子どもの声には力がある。
感染者かそうじゃないかなんて、目視だけではわからない。

人は皆自分が大切だ。
余裕なんてない。
今は自分の事だけを、自分が助かる事だけを考えればいい。

けど、そうやって考えてる奴は全員死んだ。その死に方は醜い。人にした事は必ず自分に返ってくる。

大切な人を守るために死ぬのは?醜いの反対で美しいのかと考えても、それはわからない。ここが愛なんじゃないかと思う。

パパのために練習してきた歌を歌う。
トンネルの中に響き渡った歌を聞いて。軍人は確信する。

生存者がいる。

お腹の中のソヨンちゃんはたくましく優しい、お父さん似になるはずだ。
スアンは自分を守ってくれたパパを絶対に忘れない。

良い映画だった。
すあまさえ

すあまさえ