IbukiTokumitsu

新感染 ファイナル・エクスプレスのIbukiTokumitsuのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

5回くらい泣いた。
笑ってビビってむちゃくちゃ泣ける、どストレートエンタメ作品。
密室パニック×ゾンビ×親子愛
という単純な掛け算ではあるのだけど、
とにかくキャラクターの作り込みが丁寧で引き込まれる。

特に、角田信明、みたいなおじさん。このおじさんが活躍する度に泣いてしまう。子供にくだらない冗談を言う角田さん。ゆっくりストールをはずす角田さん。9両車から、13号車へ向かうことを決意した時にテーピングをしている角田さん。着メロが子供っぽい角田さん。主人公の大沢たかおと子供っぽいケンカをする角田さん。奥さんへ最後の言葉を残す角田さん。
全ての角田さんが良かった。

主人公の大沢たかおの人間的成長、親子愛も良かった。正直角田さんが劇中からいなくなってから角田ロスを起こし、角田さん以上の感動なんてあるかと思っていたが、最後のシーンは泣ける。ゾンビ映画お馴染みのシーンだけど、やっぱ泣ける。

あとは、バス会社常務のおじさんも良かったなー。会ったことない人を嫌いになれたのも久しぶり。もう登場から死ぬまで最高に胸糞悪くて大好き。でもあのおじさんにも、おじさんなりの正義があるんだよね。そこもしっかり垣間見れて良い。

途中、「ババァ!!てめぇ、何してんだよ!!!」と声を上げたくなるシーンも、ある種ネタ的に見れて人と語りたくなる良い映画でした。
あとスマホ大活躍だったのか今の時代性出てて、そのあたりもゾンビ映画マニアには嬉しいのかな。
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