6年ぶりに久々に見返したら、覚えてた以上の大傑作。とにかく空間の使い方が上手い。
列車内という限定的な空間をロジカルに使って、時にゾンビと生存者の位置関係をシャッフルしたり、トンネルの中を通ることでゾンビの感覚を奪い緩急をつけたり。空間だけじゃなくて、限られた物資もうまく使って物語を見事に展開させる。消化器や水に濡らした新聞紙で車両間の視界を遮断するのはナイスアイデア。
それとヨン・サンホ監督、隔たれた空間をガラス越しに覗くシーンが、ギャレスエドワーズなみに好きな模様。
ゾンビ映画としては、視界に関するもの以外新鮮さはないけど、抑えるところは120点で抑えてる。