「ゾンビ映画」というカテゴライズされた作品群の中で抜群で面白い!
隙のないハラハラドキドキのパニックムービー。
私の心も途中で振り落とされることなくエンディングまで直通!
人間対ゾンビの攻防というわけではなく、一方的に人間が追い詰められ、逃げまどう。
少ない手がかりを頼りに、ゾンビの特徴を突き止めたり、身近な物で抵抗することシーンにある種のリアリティを感じる。
胸糞悪い描写、ハートフルなヒューマンドラマ、容赦のない描写.....あらゆる要素が詰まった傑作。
序盤の「自分のことしか考えていない父親」、「父親に感情を出さない娘」との構図が後半に活きて、グッときたなぁ。
ただ、人間の悪意を煮詰めたようなメガネ男、あれほど皆のヘイトを貯め続けて退場するキャラ、邦画にはないだろう。
そしてやっぱりマドンソクめっちゃかっこいい!