このレビューはネタバレを含みます
ウィルス系かと思えばゾンビ系パニック映画。
けどただのゾンビ映画ではなくパニックに陥った時の人間の心理を深めたヒューマン映画でした。
ゾンビに襲われる絶望の中で親子愛、夫婦愛、姉妹愛、学生たちの恋愛、友情、そして自己愛など様々な心理と関係性が描かれていた。
おばあちゃん姉妹の人間の汚さに絶望して折れるシーンがとても印象的。
パニックで絶望に陥った時、自分はどんな行動をとるのか、いっそさっさと感染した方が楽なのでは…という気持ちと妊婦さんとその旦那さんみたいに人を見捨てずに助け合える人になりたいとも思いました。
そしてそんな人たちに影響を受けて自己愛の強かった主人公が他人のために行動し最後は自己犠牲をも惜しまないシーンは号泣。
ゾンビの動きや弱点もあったり、リアリティもあってもう少し若い時に見ていたらトラウマものだろうな、という気持ち。
けどグロも抑え気味だったし、何よりラストが気になって棄権せずいけました〜〜
怖いけど面白かった…！
