MEI

新感染 ファイナル・エクスプレスのMEIのレビュー・感想・評価

3.6
よくえるゾンビ系パニック映画かと思って観ましたが、とても良い映画でした。

この映画を観て、クレしんのひろしのセリフ-正義の反対は悪じゃなく、別の正義だ-を思い出しました。
主人公のコンユが別居中の妻の元へ幼い娘を連れて行く新幹線の中でゾンビパニックが起きます。乗客たちが様々な形で守りたい人を守る姿。コンユの考え・行動は、娘を含め周囲の人に非難されますが、いくつかの場面を通じて行動が変わってゆき、その変化がわかりやすく描かれています。ただ、「娘を守るため」ということ始めから揺らいでいない。それを思うと、このコンユの変化は単に他者への思いやりを〜というものだけではなく、大切なものをの守り方を変えたという変化であって、正義って様々だなーと感じるに至りました。
テンポのよい展開の連続、ハラハラさせられるシーン、迫力あるカッコイイシーンが目白押しで全く退屈せずに観られます。
とても良い作品でした!
MEI

MEI