裕福な家庭に生まれ、医学を学びながら革命に身を投じたチェ・ゲバラと、彼とよく似た境遇で、彼に憧れるボリビアの日系2世フレディ前村ウルタード、2人のエルネスト。
チェが広島を訪れる冒頭は引き込まれるが、その後のフレディの物語とうまくリンクせず、ボリビアでの戦いまで、時間軸は綺麗に追ってるものの説明も盛り上がりも欠ける。
フレディにも、2人の物語にも絞りきれてなく、こんなに面白い題材なのに演出カメラどころか脚本からうまくいってない感じがして悶えた。
しかし素晴らしいのはボリビア訛りのスペイン語を淀みなく話すオダギリジョー。あんたいったい何ヶ国語話せんだって驚くやら、自分を省みて反省するやら。
とりあえずオダジョーには何か賞をあげて讃えてください。
