エルネストの作品情報・感想・評価

「エルネスト」に投稿された感想・評価

tama

tamaの感想・評価

2.2
ちょっと日本との繋げ方が無理やりなんじゃないですかね?ってとこ以外はまぁよかったかなって映画。
エンドロールで何か叫びながら立ち上がって拍手して万歳するおじいちゃんいてまじでびびった。
玄人の誇りに満ちた阪本順治「エルネスト もう一人のゲバラ」の挑発にのせられて

阪本順治が南米を舞台に映画を撮り始めたという報せを聞いたとき、
どれだけワクワクしたことか。

その思いをまずは先回りして申し上げます。

デビュー作「どついたるねん」以前の「父」「鉄腕仮面」などの自主映画から一貫して阪本作品を足掛け30年追い続けてきた者にとって、阪本順治ほど新作に接するたびにかくも(外された)と思わせてくれる日本映画人はおりませぬ。

それは「どついたるねん」の感動をもう一度味わいたく接して(外して)くれた第二作「鉄拳」や劇作術を大胆に(外した)孤高の傑作「トカレフ」、こちらの喜劇の想定を悉く(外してくれた)「ビリケン」「ぼくんち」「愚か者」「顔」から「大鹿村騒動記」や「団地」に至るまで変わることなし。

「エルネスト もう一人のゲバラ」の素晴らしさはその予告内容から誰しもの頭によぎるスティーブン某の「チェ」二部作への想起など木端みじんに(外して)くれる政治映画でも、啓蒙映画でも、伝記映画でさえない、純粋に(戦う男)の映画であり、
純粋に活劇であること。
そして監督ご自身が好む孤立無援の映画であること。

オダギリジョーが革命戦士であるのは、赤井英和が単にボクサーや賭け将棋棋士であったことと何ら変わりありません。

深作欣二+笠原和男に準ずる活劇魂を堪能できたのは昨年の大収穫でしたが、
映画ジャーナリズム自体がこの玄人の誇りに満ちた挑発に何らかの抑圧を感じなかった気がするのは私だけでしょうか?

やはり、いつの時代も阪本作品は孤立無援なのかもしれません。
0naiii

0naiiiの感想・評価

3.6
モーターサイクルダイアリーズ、チェ・28歳の革命、13デイズを鑑賞済みだったのが良かった。

キューバ革命、当時のボリビア情勢下で人々の暮らしにどのような影響がもたらされたのか。がよく分かる。


“何をすべきか、など人に聞くものじゃない。それはいつか自分の心が教えてくれる。”
キューバに行く前に鑑賞…

うん、でもあんまり…
観てもあんまりだった…

ちょっとよくわかんなかったな…

ゲバラの人生を知りたいなら
ドキュメント見た方が良かったかな…

日系人ではあるものの、
彼はボリビア人であり、
なんだか無理に日本映画にしなくても良かったのではと思ってしまった。
ポール

ポールの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「やるべきことなんて人に聞くな。いづれ自分の心がわかる時がくる 」
キューバ革命〜キューバ危機辺りはなんとなくは知った気ではあり、なまじちょっとは分かるが故にゲバラのTシャツなんて着れない訳ですが(因みに彼を主人公にしたテレビゲームが有ります!単なるシューティング…。)、ゲバラから彼自身のファーストネームを名乗る事を許された日系人の戦士がいた、となると完全に初耳です。
映画の語り口はとても静かで、言い方はなんですが淡々としています。実話系の上等手法の“第三者の述懐を挟んでの時間シャッフル”みたいなのは全く無くて、全編規則正しく時系列で描かれていきます。
フレディを演じるのはオダギリジョー。肌の色艶もカーリーなヘアもなかなかの説得力で、何より南米の人間に見劣りしない体躯、四肢の長さが良い。いや、好き。実際にフレディ自身がそうであったのかは存じませんが、物静かで物腰も柔らかく、声を荒げる様な場面は殆ど有りません。しかし信念は誰よりも強く実直で、実際に革命を志すのはこの様なタイプの人であって欲しいものです。
史実に文句のつけようも有りませんが、展開がことごとく盛り上がりに欠きます。リアルといえばリアルだし、下賤な興味を持って鑑賞し始めてしまった自分が間違っているのですが…。
キューバ、ボリビアの為に命をかけた日系人が居た、という部分がいちばんの引きになっていて、彼が何か大きな事を成し遂げた訳では無いのです。それは間違いない。きっと本人も自分に大それた事が成せるなんて思ってなかったろう。でもやるんだよ。
常に彼等の屍の上に我々の今がある。その事を意識出来なければ、この作品からは得るものは殆ど無いと思います。

日本・キューバの合作では有りますが、スタッフ周りはほぼ日本人でその為、南米の人々しか映っていないシーンでも何故か日本映画に見えてしまう。個人的には“フレームの角度と範囲”“会話の為に立ち止まる人々”が日本映画的なのではないかと思いました。また冒頭に当時の実際の映像をつかうものだから、クライマックスの(ここだけは絶対に凄惨に見えないといけない)戦闘シーン、続く惨たらしい出来事の描写の緊張感の無さが際立ってしまったのは、制作上止む無くなのでしょうが残念でした。

一番最初のパート、ゲバラが広島を訪れる原爆ドームや資料館を巡るシーン。彼の言葉がどの程度史実に合っているのかは分かりませんが、ここに作品の一番具体的なメッセージが込められていると思います。何度も頭の中で反芻、咀嚼してみます。
麦

麦の感想・評価

3.4
なんだかあっという間だったが、そういう歴史があったことは覚えておきたい
amount

amountの感想・評価

4.0
去年見逃して、ずっと気になっててやっと見れた!

歴史的な部分をあまり把握せず見てしまったので、理解不十分なとこはあったけど、それでも面白かった。

フレディも、それを演じるオダギリジョーも素晴らしかった。
Gooooo

Goooooの感想・評価

3.5
フレディはしっかり自分に芯を持っててすごいなぁって思ってしまった。
自分もそういう人間になりたい!
tori

toriの感想・評価

4.8
チェ・ゲバラシリーズ3本の後
最後に別角度の日本映画(キューバと合作)をと軽い気持ちで選んだ
何故東洋人が出てるの?レベル
まったく何も知らず観た

医学を志すボリビア人 日系2世のゲバラへの憧憬、愛国心、博愛精神を縦糸に
広島訪問後のゲバラの原爆/アメリカ感、日系移民、ケネディ時代のキューバ危機等面白いだけでなく我々が知るべくして知らない史実がしっかり織り込まれ学びに事欠かない
一人でも多くの日本人に観て貰いたい

ただし「モーターサイクルダイアリーズ」と「39歳別れの手紙」は観といた方がいい
「28歳の革命」と「13デイズ」まで行けば完璧
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