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ダゲール街の人々のzhenli13のレビュー・感想・評価

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
4.0
始まりが『百一夜』を彷彿とさせる、わくわくする脱力感。単価100円程度のものや毎日売れるかわからないものを売る店。毎日要る分だけ、裸のバゲットや紙包みの肉を買う人たち。それで生きていける。何でも安く揃う店や24時間開いてる店などは発想すら無い。
後になって、とにかくわしづかみされるバゲットの細さと乾き具合、古い香水瓶がたくさん並んだ棚、認知症か精神疾患ではないかと思われる香水屋の奥さん、慣れた手つきで肉を捌く熟練の肉屋さんが思い出される。
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