垂直落下式サミング

マシーン・オブ・ザ・デッドの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

1.9
サイコのシャワールームからはじまるブチぬくちんぽこはメタリック性。制作者の趣味が反映された自主映画らしく、オープニングでテクノサウンドのなかで直線がチカチカ光るのも、予算内でソール・バスをやってみた感じがするし、人形たちの造形はクローネンバーグとか好きなんだろうなって雰囲気を醸している。あと巨乳も好きですね。絶対。
ロボットたちが会話する未来都市の特撮と、ベッドルームで目覚めると惨殺されるポルノ女優のシークエンスに落差がありすぎて、これが交互に繰り返されて重なっていると謎の感情が湧いてくる。単調だが間延びする一歩手前で次へと移るので、退屈ではあるけれど停滞感は薄くていい。
捜査に非協力な態度をとる肉体的・精神的外傷を負った生存者に対して、「ぶっさいくな女やでほんま」と言い放つなど、ブラックユーモアを水増しした吹き替えがおすすめ。
真面目にみすぎるとなかなかきついけど、ストーリーは無いに等しいため、どこを見逃しても問題はない。女が脱いだら数分後か数秒後に叫んでなんか刺さって死ぬ。それだけ。そこは楽。