ゴールド/金塊の行方のもやしのレビュー・感想・評価

まず実話ってことにただただ驚くばかりです。
フィクションよりフィクションっぽい。


落ちぶれた採掘業者の主人公と落ちぶれた地質学者がタッグを組んで最後のチャンスにかけて、ついに金脈を発見して大逆転！ その行方を描く。
地質学者は過去に何とか何とか論という金や銅が取れる法則を提唱したが、その法則通りに掘っても全然振るわなかったために、もう誰からも相手にされていない。
主人公はある日その論を思い出し、それに全財産を賭ける決意をした。


複雑な気持ちになる話。
言葉そのまま大どんでん返しだね。
事柄だけじゃなく人の気持ちから何から全部引っくり返っちゃう。
ただただ唖然。

あと、単純に大金持ちになると色々大変なんだなと思った。
色んなものが裏で動き始める。
そういうところも描いてて本編中ずっと見応えある。

主人公が、自分は金だけが欲しいんじゃなくて、夢や成功と一緒に金が欲しいんだ的なニュアンスのことを言っていて、なるほどと思った。


主人公が終始タバコと酒って感じでこっちまで体壊しそうになってくる笑



レビュー点低めになっちゃったのは、単純に自分のような草食系の若造にはあまりにも無縁すぎる話だったからです笑
あんな全財産叩いた賭けなんて怖くてできないし、周りにあんな強気に出られないよ…笑
主人公はほんとわかりやすすぎるぐらい浮かれてたなあ笑