韓国ゾンビ映画の名作『新感染』に繋がる作品とあって期待して観ましたが、正直なんだこりゃでした。
下手だけど味のある絵が妙に恐怖心を煽り期待値がさらに高まりましたが、パニックが起こってからは急降下。
ガクガクとぎこちない走り方が気になって恐怖が薄れたし、登場人物の行動も緊張感がない。
ゾンビが彷徨う街中で大声で電話したり、バリケードを作ってゾンビを入れないよう必死に抵抗している数名の若者をよそ目に無気力にうなだれる市民たち。
ゾンビが来たら蜘蛛の子散らすようにパニックになっちゃって。
その前にバリケード守りなさい!必死に抵抗しなさい!
みんな自己中なのは構わないが、「死を超えた恐怖」の最中にいる自覚がないのかな?
『新感染』とは別物として観ていればもうちょっと楽しめたかも…。そうでもない?