Yuki10

ポゼスト/狂血のYuki10のレビュー・感想・評価

ポゼスト/狂血(1999年製作の映画)
4.1
エボラ出血熱に似た症状で急死した男の感染源を追うサスペンスを主軸にオカルト要素が次第に濃くなる展開で楽しめた。
出世の為に恋人の忠告を無視してウイルスで亡くなった子供の骨髄サンプルを採取する主人公が狂気的。
悪魔を全面的に押し出さず最後まで概念的な存在でウイルスとの親和性が高く『オーメン』を思い出した。
ウド・キアの存在感が際立ち狂人か善人か客観的には分からない立ち振る舞いが印象深い。
医師としての立場で非科学的な現象に揺らぎ恋人との葛藤も見応えがある。
真相は闇に葬られ後味の悪いラストも満足
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