このレビューはネタバレを含みます
自分は彼らよりも友達も環境もいろんな機会にも恵まれていたはずだけど、この話が遠いものだって思えない。ずっとザワザワして苦しいんだけど、自分にとっての大学感とすごくシンクロしてる。
不自由さをエモさみたいに描くんじゃなくてとことん絶望感を味わせてくる。それがリアルで、カットも少なく、終盤までbgmも無いけど目が離せなかった。
柴原の背景だけ明かされないから、他3人にももっと色々背負ってるものはあるんだろうなとか、自分の大学にいたあいつも色々あるって思える。だから優しくしようとかじゃなく、だから自分も頑張らなきゃなって思えた。「結局やるしか無い」って聞いてる時の橘を自分にすごい重ねてしまった。涙も出なかった。見て良かった。