kaorui

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのkaoruiのレビュー・感想・評価

3.5
正攻法で正統派の家族映画を撮り続ける、撮り続けて欲しい、という見えない呪縛を振り払うような野心作。
ことばに囚われ、あー、呪縛を意識し過ぎて観念にいってもーたー、と嫌な予感が画面に漂い始めた矢先に、自転車のシーン。俺がなんとかする!
ストリートミュージシャンの宣伝カーが通り過ぎた後!
観念を破り突き抜けた好いシーンだ。正攻法で突き抜けた。
ジャンクーの長江哀歌で映画は新たな局面を迎えた。唐突なアニメの挿入はその影響なのかもしれない。
日本映画も間違いなく正統に次の世代に引き継がれている。
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