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ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のodyssのレビュー・感想・評価

1.0
【ホ・ジノ監督の転落】

『八月のクリスマス』のホ・ジノ監督の映画だというのでちょっと期待したのですが、大いに失望。

だって、これ、反日映画そのものですよ。ホ・ジノ監督も落ちたもんですね。

ヒロインは実在の王女ですが、映画は歴史的な事実をまったく無視して作られています。いちおう、最初に「歴史的な事実とは異なる部分があります」とは断っていますけど、「異なる部分」どころじゃない。要するに、実在の人物を利用したフィクションなんです。

もしこの映画に「歴史的な事実とは異なる部分があります」という断りを入れるとするならば、『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』にも「事実と異なる部分があります」という断りをいれなきゃいけませんね。だって、水戸光圀や徳川吉宗も実在の人物でしょう(笑)?

まあ、それでもフィクションとして巧みに作られているならまだしもですが、場当たり的で煽情的で、単なる効果狙いのシーンが目立っていて、とてもじゃないけどフィクションとしても褒められるレベルじゃありません。

韓国の映画業界にも、残念なことにこういう人がいる、という悪例になってしまいましたね。
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