冒頭でフィクションと謳っている通り、史実と
異なる部分はかなりあるようだが、ドラマと
しては見応えがあった。
ユン・ジェムンが憎々しい。
敵は日本というよりむしろ李王朝を切り捨てた
同国人という描きかた。
唯一の支えだった侍女と引き離される場面。
ラ・ミランてうまいですよね。ラスト近く
再会できて良かった。
政略結婚だとしても、大切にされ娘までいるのに、
戦地の夫の無事も確かめず終戦と同時に帰国しよう
とする行動力はすごい。
夫役がキム・ジェウクなのでなおさら
そう思うのかも。
人生の半分以上を別の国で過ごしてなお祖国に
帰りたいと希う気持ち。その祖国にはもはや
親兄弟はいない。
私なら気持ちを維持出来ないなぁ。
まぁそうじゃなければドラマとして成立
しませんが。
実際は異母兄や母の葬儀には帰国して参列して
いるようで救われる。
いつもながら韓国映画の老けメイクに感心。
顔はもちろんだが、手の縮緬皺までしっかり。
エンディング曲、良いですね。
沁みます。