FREDDY

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ホ・ジノ監督が徳恵翁主の激動の生涯をフィクションを交えて描いたスペクタクルドラマ作品ということで。まず触れたいのは、日本統治時代の韓国を舞台に、日韓併合という歴史の波にのまれ波乱の人生を送った大韓帝国の初代皇帝・高宗の娘である徳恵翁主の物語が描かれているので、当然ながら"反日"と思わせる描写もあり、気持ちの良い内容が映し出されるわけではないのだが、本作はあくまでも、ソン・イェジンが演じる徳恵翁主の波乱の人生をフィクションを交えて描いたドラマ作品ですし、決して"反日映画"ではないので、過剰に反応する必要はないですね。何も考えずに視聴をすることをオススメします。本作の評価としても、史実にフィクションを交えた物語なので全部が全部実話ではないのだが、あまり馴染みのなかった徳恵翁主について学べる利点はありましたし、負のサイクルが未だ止まらない日韓問題についても考えさせられる作品なので観る価値は大いにあるかと。ソン・イェジンをはじめとしたキャスト陣も魅力的でしたし、徳恵翁主の視点だけではなく、パク・ヘイルが演じる幼馴染のキム・ジャンハンらの視点からも物語が描かれているので単純に楽しめましたし、終始目が離せずにいました。本作は余計な感情が働いてしまう人を選ぶ作品ではあるのだが、決して悪くはないです。
FREDDY

FREDDY