さくらもち

ドリームのさくらもちのネタバレレビュー・内容・結末

ドリーム(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

黒人女性たちのパワフルさと前向きさ、力強さにが全面に押し出されていて、上司のケビン・コスナーも宇宙飛行士も技術者のユダヤ人も実力主義のいい人たちで黒人差別なんか全然してなくて、どこまでがフィクションなんだろうと考えながら見てしまいました。
おばあちゃんになってやっと、名誉が認められるなんて、黒人差別の濃さが伝わってきて、苦しくなります。

映画のシーンにも、トイレが別だったり、白人警察に怯えたり、黒人の正勤務が認められなかったり、黒人差別の時代だったことは伺えますが、全体的ににコミカルに描かれるから切なくなるシーンは少ない。

3人の強さだったり、日常の楽しいシーンが目立ち、黒人差別を考えなければ、とても爽快な映画だったと思います。

その中でもオクタヴィア・スペンサーの演技には憂いがあり素晴らしかったです。

機械に仕事を奪われるのではなく、機械を操る人間になる。素晴らしい。
さくらもち

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