【縁の下の力持ち】
国家の面目に関わる宇宙プロジェクトを、社会では蔑まれながらも陰で支えていた黒人女性達。
宇宙という前人未到の世界へ挑む人類と、先陣を切って差別の壁を乗り越え、第一人者として挑む勇敢な彼女達が重なりました。
嫌悪感を隠しもしない白人女性達や、卑怯で愚かな白人男性達の中で、日々差別と戦いながら、彼女達が天才的な能力を発揮したという描かれ方でした。しかし、白人達もNASAの優秀な職員であった筈ですから、一部の白人を象徴的且つ一方的に貶めて彼女達の有能ぶりを高めるのではなく、秀才集団の中で圧倒的不利な立場から頭角を現していく彼女達の勉学に励む姿やたゆまぬ努力などを、プライベート部分を削ってもっと描いても良かったかなと思いました。
学生の頃、男子トイレの中の個室のひとつを女性用としただけの女子トイレしかなかった校舎がありましたっけ…。きっとcoloredに限らず、女性用トイレ自体、当時は少なかったのではないでしょうか。
“Here in NASA, we all pee the same color!”