2018.02.05
あんまり語られることなかったNASAの女性職員にフォーカスした地味なところがよかった。
女性に絞らなくても、差別と偏見と戦う物語として見れる。地味なので飽きさせないように編集がうまく、テンポよく進む。社会派でもあるので随所に心に迫るパンチラインがあるのもいい。
結局は何か社会の固定観念が変わるときに、まず差別の対象にはなってるけど圧倒的に突出した能力の人がいて、その人をどうしても必要とする極限状況があり、その極限状況でバッターボックスに立ったその人がヒットを重ねないと物事変わらないなぁという。
歴史を変えるような差別や偏見の払拭も、実は社会運動の体を装いながら、最終的には1対1のサシの勝負だったりするよね。だからしかるべきチャンスが来た時に偏見や差別を注目の場で一発ノックアウトするための個人の努力は必要だっていう話の流れが自分的には好印象だった。