Skyler

レッド・スパローのSkylerのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.8
ロシアのバレエダンサーが国家の二重スパイになることに。

冒頭のバレエのシーンから、表情の全くない主人公にもかかわらずグイグイ引き込まれ、ストーリーの多分3分の1くらいまで全く目が離せなかった。

彼氏に裏切られた事によりバレエダンサーの道は絶たれ、叔父にスパイ学校に通わされる事になる。

少し長く感じたが、私の知るスパイものとは違ってエンタメ性はかなり低い。
その代わりに、ロシアのスパイ学校の様子や、国家の考え方、アメリカをどう観ているか、など興味深い描写もあった。
個人的にSNSに多くの時間を割いてる人間としてドキリとするシーンも。

ただ、あえて見たくない描写も多いし、途中から少しグダグダ感もあり、最後のどんでん返しもどう受け取ったら良いのか。

ソ連からロシアになっても私には馴染みがなく知らない国なので、これがリアリティがあるのかどうかも分からない。
これがアメリカから見たロシアということだと思う。

ドッと疲れたし、後味の良さも期待してはいけない。
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