ロシアのバレエダンサーが国家の二重スパイになることに。
冒頭のバレエのシーンから、表情の全くない主人公にもかかわらずグイグイ引き込まれ、ストーリーの多分3分の1くらいまで全く目が離せなかった。
彼氏に裏切られた事によりバレエダンサーの道は絶たれ、叔父にスパイ学校に通わされる事になる。
少し長く感じたが、私の知るスパイものとは違ってエンタメ性はかなり低い。
その代わりに、ロシアのスパイ学校の様子や、国家の考え方、アメリカをどう観ているか、など興味深い描写もあった。
個人的にSNSに多くの時間を割いてる人間としてドキリとするシーンも。
ただ、あえて見たくない描写も多いし、途中から少しグダグダ感もあり、最後のどんでん返しもどう受け取ったら良いのか。
ソ連からロシアになっても私には馴染みがなく知らない国なので、これがリアリティがあるのかどうかも分からない。
これがアメリカから見たロシアということだと思う。
ドッと疲れたし、後味の良さも期待してはいけない。