なー

レッド・スパローのなーのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.8
まず最初に言いたいのは伯父さん役プーチンに似すぎなのかなり意地が悪くない?笑

ロシアスパイの話だけど制作はハリウッドってことでやや混乱しながら見始めました。
ロシアの体制の冷酷さをこれでもか!と苛烈に描くことによってめちゃめちゃこき下ろしてる。
なーんかなー
生粋のサスペンスに政治的な意図が入ってきてて、しかもそれが悪口に近いものだから釈然としない部分があります。
アメリカさんめっちゃ喧嘩売るやん笑
多分ロシアでは公開されてないだろうなw

ジェニファー・ローレンスの体当たりの演技がとても素晴らしい。
彼女の働きなしにはこの映画にこれだけの迫力は伴わなかったでしょう。
狂った運命の歯車に国の娼婦としての調教やスパイたちの高度な駆け引き。
観る者は、どっちなんだ!?とヒリヒリさせられっぱなし。
ドミニカの崩れないけれど常に計算を感じさせる表情にかなり振り回されました。
武器は腕力ではなく頭脳と女性の魅力ってことでアクションは少なめなので、そちらを期待した人には肩透かしかな。
僕は心理戦大好きだし、下手に現実離れした派手なアクションよりリアリスティックなこちらも好みです。

ハニートラップには気を付けましょう(多分生涯ない)
なー

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