園子温監督という人はとにかく過剰だ。
その過剰さゆえ、見る側のテンションというか時期によって（もちろん作品自体の出来不出来もあるが）評価が全然異なるかつ結構複雑になる。
例えば
奇妙なサーカス、愛のむきだし…生涯ベスト級に好き
冷たい熱帯魚、ヒミズ…結構好き
ラブ&ピース、希望の国、エクステ…嫌いじゃない
トーキョートライブ、リアル鬼ごっこ…（好きか嫌いか）よく分からない
恋の罪、地獄でなぜ悪い…（作品の出来不出来が）よく分からない
みたいな感じ。
嫌いと明言しないのは、園子温作品はどこまでいっても園子温作品なので、好き嫌いというのはある種のナンセンスさがあるから。
で、そんな園子温が手掛ける日活ロマンポルノはというと…
うーん、（出来不出来か）よく分からない部類かな。
多分僕の見る時期が悪かったんだとも思うが、退屈といえば退屈だし、面白いといえば面白い。
そんな感じ。
