ゆっきー

瀕死の白鳥のゆっきーのレビュー・感想・評価

瀕死の白鳥(1917年製作の映画)
4.0
最高のバレエ映画。
死がテーマにも関わらず画面は光に満ちていて白く美しいのだが、それがまた怖い。
ラストの静止画における主人公のバレリーナの首のもたれ方。白鳥のようでもあるし、死を感じさせる形でもある。
おぞましい。

主人公がベッドで寝ていると、雷の光で画面が点滅し、カメラが引いていくショット→悪夢のシーン の流れが1番よかった。
雷がもはや窓ごとに違ったタイミングで光を点滅させコクトーのような夢幻的な空間を作り出してしまう。
ゆっきー

ゆっきー