メイマーツインズ

恋のトルティーヤスープのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

恋のトルティーヤスープ(2001年製作の映画)
3.5
【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.40】

《トルティーヤスープであなたの心を溶かします》

”食〟映画の旅、
ロシア、イタリアンに続く第三弾は、メキシカン料理で家族の絆を描いた超マイナーなこの作品を。
Amazonプライムにて初鑑賞。


冒頭から自宅で腕を振るう男。
そして豪勢なメキシカン料理が食卓に並ぶ…
でも既視感が。

この展開は…⁉︎

メキシカン料理と中国料理の違いはあれど、これは以前レビュー済みのアン・リー監督の台湾映画の逸品”恋人たちの食卓〟に似てる⁉︎
間違いない、これはリメイク作品だ!

ストーリー展開はオリジナルにかなり忠実で。
最愛の妻と死別し、3人の娘を男手ひとつで育て、凄腕料理人でもある父親。
彼は料理人として致命的な味覚障害に。そして親友の死…
かつてない孤独が父親を襲う。
子離れできない父親、親離れしていく娘たちといった父娘の微妙な関係も描かれている。
いつのまにか子どもは成長し、家族のカタチは時とともに変わっていくんだね…

今まで本格メキシカン料理は食べる機会がなく。だからとても新鮮だし、色彩豊かな食材の料理たちでワクワクさせてくれる。
これはコロナビールではなく、ワインが合いそうだ〜!

クライマックスではオリジナル同様、父親の仰天告白が…(苦笑)
しんみりさせるオリジナルのラストとは違って、ラテン系のノリで爽快なラスト。これはこれで良いね〜。
トロピカルでダイナミックな本格メキシカン料理を楽しめる作品。

この作品をお気に召されたなら、オリジナルのアン・リー監督の逸品”恋人たちの食卓〟も是非ご堪能ください〜🤗