HAL9000

GODZILLA 怪獣惑星のHAL9000のレビュー・感想・評価

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
2.9
つまらないわけでは無いし、そんなに酷い出来では無いのだけれど、なんだかとてと残念な作品だった。
もう少し手を加えれば面白くなりそうなのに。

冒頭のダイジェストはとても良かった。
逆に言えばそこの部分が一番良かった。

こないだ友人とどこが残念だったのかの話をしていて気がついたのだけれど、この作品、肝心なゴジラに魅力が無い。
強さもパペッティア人の宇宙船みたいな無敵の装甲なだけって感じだし。
強さや魅力を演出するには、その周辺を描く必要(被害にあった建物や人々など)があるのに、そこをダイジェストにしちゃうんだもの。
だから人間側が有利になっても達成感とか感じられなかった。
苦労が描けてないから。
描いてる苦労は、対ゴジラの苦労じゃなくて、移民船の物資が少ないとか閉塞感辛いとかそーゆーゴジラと関係無い所だし。

作戦も遭遇戦だわ行き当たり場だったりだわで知力で戦ってる感も無く…。

全体的に駆け足で、人物の心の動きとか、そもそもどんな登場人物なのかも描き足りて無い。

世界観とかは面白くなりそうなのになぁ。
残念。

一応続きの二作も見るつもり。
化けてくれるといいなぁ。


追記
次回作で説明あるだろうけれど、あの地球はゴジラ倒しても住めなくない?
劇中のセリフにもこうなってしまっ星はダメだから月に住んで資源だけ取ってこようってあったし。
宇宙服着てないと外歩けないんじゃさ。
けど、あの(以下略)
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