『その先に、最悪 がいる。』
韓国ノワールの傑作！
と言いたい所だが、ちょっとやり過ぎ。
あまりにも希望が無い。
今後『胸糞悪い韓国映画』の代表作になるのでは。
ここまで来るとノワールというより むしろホラーです。
人間の闇 を剥き出しにした重厚な男たちのドラマ。
刑事のドギョンは末期癌の妻の治療費を稼ぐため アンナム市の市長の利権に関わる犯罪行為の後始末を一手に引き受けていた。
市長の不正を追及する検事はドギョンの犯罪の証拠をつかみ それをネタに市長の犯罪行為に関する証拠を提出しろとドギョンを脅す。
市長と検事との間で板挟みになるなか ドギョンは更なる深みにハマっていく・・・
あゝ こうゆう作品と出会うと日本映画は一生 韓国映画には敵わないなぁ と感じる。
本作観ると「アウトレイジ」なんて おままごと のように思える。
もう韓国人は映画製作に命懸けてるよね。
もう見事なまでに主要人物全員クズ！
『権力は人をダメにする』を これでもかと表現していて その姿はもうヤクザと変わらない。
あまりに暴力描写が激し過ぎて 万人にはとてもオススメ出来ない。
相当な覚悟を持って鑑賞していただきたい。
2017年4月27日
シネマート新宿screen 2
💺62席
客入り 30人前後。
劇場に来ていたチョン・ウソン大好き韓流オバさん達は、上映前ウキウキして会話も盛り上がっていたのに上映後、
顔面真っ青だった。
