まりん

否定と肯定のまりんのネタバレレビュー・内容・結末

否定と肯定(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Timothy Spallのふてぶてしさったら。健在ですね。腹立たしい程に。

コレはとても興味深い映画でした。
歴史家の父の側で育ちましたからね。
歴史を立証することのむずかしさは、多少なりとも知っています。
何を参考資料にしているかの調査、重要です。
日本の幕末当たりの歴史もかなり信憑性ない事柄が史実として出回っていますからね。教科書にも載っているし。
錦の御旗は偽物ですし、鎖国を望んでいたのは幕府より朝廷ですし。まぁ、学校の日本史の授業で語りつくせるほど日本の歴史は浅くないですしね。
大体の人は、このホロコーストの存在と同じように歴史家と名乗る人が語る事を鵜呑みにするのでしょう。

後、弁護士が激論を戦わせて論破するの好きなんです。
この弁護団たちは格好良かった!
非情な位揺るがない方針。信念。強い!
強い女性が頑張るストーリーは好きなのですが、デボラはうるさすぎるな。素人のくせに自信が有り過ぎて。
でも、ちゃんと非を認め、従い、他者の気持ちを汲んだ発言をしたラストは好きだ。
まりん

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