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ずっとお城で暮らしてるのchampavertのレビュー・感想・評価

ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)
3.0
原作は「病んだ」いんちきお転婆魔女みたいな妹の視点だったが、それが映画化によってある種の客観性を帯びると、何を考えているかわからない、単なる変人にしか映らないから視覚というものは不思議である。
民衆が暴徒化する胸クソ悪さは原作通りで嫌な気持ちにさせられるし、セットや衣装はとてもよくできていて、50年代アメリカの片田舎の雰囲気もうまく出ているが、美しいアレクサンドラ・ダダリオ以外は、クリスピン・グローヴァーすらミスキャストなのかもしれない。そもそもジュリアン伯父さんが単なる痴呆にされいてるから仕方ないか。何かが物足りない原作もの。
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