ムビっ子タウリ

ぼくたちのチームのムビっ子タウリのレビュー・感想・評価

ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)
4.1
コーチの言葉で個人的な問題を引きずったやつはチームに要らないというのが衝撃的だったし、逆に現代社会を風刺していると思った。個人的な問題はみんな抱えていて、中には抱えきれずに溢れてしまう人もいる。そんな人も仲間としてケアしてあげる社会こそわれわれが目指すべき社会。この映画ではそれがゲイだが、精神疾患などの障害を持った人の社会参加なども同じことが言えると思う。
僕たちのチームが社会にたくさん多層的にできることがセイフティネットであり人とのつながりであると思う。
ストーリーは分かりやすいし、テンポもいいから飽きずに見ることができた。有名な俳優も出ていないのでよりリアルに伝わってきた。同性愛者であることを直接的にはあまり表現していないので苦手な人でも見れると思う。