君の名前で僕を呼んでのカステラちゃんのレビュー・感想・評価

ラスト、夏とは打って変わって寒さが堪える北イタリア。暖炉で薪のはぜる音を聞きながら表情を変えていくティモシー・シャラメ。噂どおりの逸材だな。父親の寛容かつ温かな眼差しこそが素晴らしい。
甘いアプリコット、自転車のツーリング、秘めたる二人の夜。出会った者達が恋人に変容していく様は性差を問わない。
しかし、自分で自分の名前を呼んでどこが嬉しいんとつぶやくのは無粋だろうねぇ。