このレビューはネタバレを含みます
こういう映画を理解するには歴史や文化の理解も必要なんだろうなあ。時代が違ったらきっと結末も変わったはず。
エリオの両親が本当に人格者で、自分もいつかこんな親になりたい。
「人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り、30歳までにすり減ってしまう。新たな相手に与えるものが失われる。だが、何も感じないこと、感情を無視することはあまりにも惜しい」
「心も体も1度しか手にできない。そして、知らぬうちに心は衰える。肉体については、誰も見つめてくれず近づきもしなくなる。今はまだ、ひたすらに悲しく苦しいだろう。痛みを葬るな。感じた喜びも忘れずに」