ピアノの美しい音色に酔いしれて美男子2人の美脚をただただ眺める物語。
お父さんの『痛みを葬ってはいけない』という言葉からのエンドロール、泣ける。
ルーム、マンチェスター・バイ・ザ・シーに続いて途中で苦しくなった映画。
アカデミー賞はこういう人間のどうしようもないもがきを描いた映画を1本ノミネートさせるのが恒例なんでしょうか。
途中私の豊かな感受性が爆発して諦めて立とうかと思いました。
なんだってあんなに御御足を露出なさってるんでしょうか?トレンドだって短すぎやしませんか。
エリオはどうしてピアノを弾いてるの?誰に習ったの?NANAと同じくらい楽器練習しないじゃん。
そんなにサラッと弾けるもんなの?
と、くだらない疑問はこの辺にして。
あれだけ純情な想いを真っ直ぐぶつけていい恋愛をどれだけの人ができて、人生で何回できるのでしょうか。それは人によるでしょう。
私はもう二度とない、と思う。
わからないけど。
お父さんの『痛みを葬ってはいけない』という言葉、ズシンと来ました。
人は恋を失くしてしまったとき、どんなに美しい日々も、想い苦しんだ日々も忘れ去ろうと努力するのが普通だけど、
エリオはエンドロールで焚き火を見つめながらオリヴァーを思い泣いていた。
それをフィルム越しに見つめて泣きました。
「忘れない」は陳腐な言葉だと思っていたけど案外深いのかもしれない。
男性同士の恋愛がどうとかはさておいておく映画だったと思う。
それほど2人の恋はナチュラルだった。