Erina

君の名前で僕を呼んでのErinaのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.7
エンディングロールでもってかれる。
ただただ、儚く切ないラブストーリー。

気になりつつも惹かれ合うも、
どうなんだろうとお互い探りつつ、
両想いだと確かめ合ってからの、
恋人同士の距離感。
ただのラブストーリー。男と男ってだけ。

ロケーションは最高で、
自分もひと夏の避暑地を観光したような気分にさせられるくらい、すてき。
薄着で自転車漕いで、
まだ若々しい青色の木々、熱く眩しい太陽に、飛び込みたくなるようなプールや池。

そして、父親からの言葉。
普通とは違う、変なこと、おかしい事、
それらを全部ひっくるめて、
自分が本当に感じたこと、思ったことを受け入れる。
それって結構難しい事な気がする。

自分が感じた楽しいこと、嬉しいこと、好きなこと、感動したことと同時に、
自分が嫌なこと、辛いこと、恥じたこと、忘れたいような記憶。

それら含めて、なかったことにはしちゃいけないよ、蓋をしちゃいけないよ、と。

綺麗で儚いひと夏の恋でした。
Erina

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