エンディングロールでもってかれる。
ただただ、儚く切ないラブストーリー。
気になりつつも惹かれ合うも、
どうなんだろうとお互い探りつつ、
両想いだと確かめ合ってからの、
恋人同士の距離感。
ただのラブストーリー。男と男ってだけ。
ロケーションは最高で、
自分もひと夏の避暑地を観光したような気分にさせられるくらい、すてき。
薄着で自転車漕いで、
まだ若々しい青色の木々、熱く眩しい太陽に、飛び込みたくなるようなプールや池。
そして、父親からの言葉。
普通とは違う、変なこと、おかしい事、
それらを全部ひっくるめて、
自分が本当に感じたこと、思ったことを受け入れる。
それって結構難しい事な気がする。
自分が感じた楽しいこと、嬉しいこと、好きなこと、感動したことと同時に、
自分が嫌なこと、辛いこと、恥じたこと、忘れたいような記憶。
それら含めて、なかったことにはしちゃいけないよ、蓋をしちゃいけないよ、と。
綺麗で儚いひと夏の恋でした。