黒田隆憲

君の名前で僕を呼んでの黒田隆憲のネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

仕事の調べものの一環として2度目の鑑賞。

ラストシーン手前、エリオと父親との会話の中で父親が「思ってもいない時に、自然は狡猾な方法で人の弱さを見つける。そんな時は、私がついている」と話すシーンがあって、それの意味が1回目はあまりよく分からなかったのだけど(それ以外の台詞は、全て暗記したいくらい好き)、実はこの映画、アンドレ・アシマンの原作の途中までしか描かれておらず、監督のルカ・グァダニーノによれば続編を考えているらしく(構成は「ビフォア・シリーズ」みたくするそう)。今作は、エイズが社会問題になる前の1983年が舞台で、続編ではエイズ問題に触れるとのことなので、ひょっとしたらこの父親のセリフの「自然」とはエイズのことを言っているのかなと。
黒田隆憲

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