このレビューはネタバレを含みます
仕事の調べものの一環として2度目の鑑賞。
ラストシーン手前、エリオと父親との会話の中で父親が「思ってもいない時に、自然は狡猾な方法で人の弱さを見つける。そんな時は、私がついている」と話すシーンがあって、それの意味が1回目はあまりよく分からなかったのだけど(それ以外の台詞は、全て暗記したいくらい好き)、実はこの映画、アンドレ・アシマンの原作の途中までしか描かれておらず、監督のルカ・グァダニーノによれば続編を考えているらしく(構成は「ビフォア・シリーズ」みたくするそう)。今作は、エイズが社会問題になる前の1983年が舞台で、続編ではエイズ問題に触れるとのことなので、ひょっとしたらこの父親のセリフの「自然」とはエイズのことを言っているのかなと。