haru

君の名前で僕を呼んでのharuのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

尋常じゃない映画だよこれは…映画館にも2度観に行ったけど3年ぶりに配信で。相手の名前を自分の名前で呼び、自分を相手の名前で呼んでもらう…これ以上にない愛情と思う。限りのあることと分かっていても、男とか女とか関係なく、相手が相手その人であることだけが何よりも重要なんだよね…。
最初は天の邪鬼だったエリオが自分の気持ちに気付いて抑えられなくなって、夜中に会う約束の日は浮き足立ちすぎて真逆の行動しちゃう(マルシア)のがたまらない。何より私は、必死にリミットかけてたオリヴァーのほうがどんどんどんどんエリオにのめり込んでいく様子がもう…。エリオと離れて婚約する間にも、1日たりともエリオのことを思い出さなかった日はなかっただろうな。エリオには若さがあるけど、オリヴァーは大人な分だけ、この恋を過去のことにするのはますます辛いと思う。そしてエリオのお父さんの「心も体も一度しか手にできない」というセリフ。本当にそうだわ。日に日に衰えていくとしても、つねに心に蓋をしてはいけないと思わされた。

2人の顔面が天才すぎる。ティモシーシャラメが最後に着ているマティス柄のシャツ欲しい。北イタリアの明るい日射しや自然や新鮮な食べ物、ヘレニズム彫刻、すべてが眩しい。映像がそのまま心に残りまくる映画。
haru

haru