とむ

パシフィック・ウォーのとむのレビュー・感想・評価

パシフィック・ウォー(2016年製作の映画)
2.7

戦史をよく知らず、事前情報一切無しで観賞。
パシフィック・ウォーと題してるんだから真珠湾~ポツダムまでを描いてるんかな~?なんて思ったら、まさかのサメ映画でした。

いちばん力入れてるのサメでしょ。
ロボットかなにか知らんけどサメだけやたらリアル。

その分、今の時代にこれ?と思うほどのチープなCGが目立った。
直近で観た戦争映画がエメリッヒのミッドウェイなのでなおさら比べちゃうよね、、、。
また、船から飛び込む映像とか、サメが迫ってくる映像とか、同じ撮り方しかできない演出の引き出しの少なさも気になった。
望遠鏡を覗いているのに、見えている映像をワイドレンズで撮影しているのもどうかと思う。

インディアナポリスの犠牲者に映画を捧げるにはちょっとB級要素がありすぎるんじゃないかな~?


ただ、ニコラス・ケイジ演じる艦長の数奇な運命はこの映画で初めて知ったし、映画化したくなるのも分かった。
インディアナポリス全体の物語にするよりむしろもっと艦長のエピソードを深掘りした映画にしてもよかったのでは。

いずれにせよもっと原題に忠実な邦題の方がミスマッチがなくていいんじゃないかなと思いました。
とむ

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