インディアンの居住区に一歩でも脚を踏み入れたら、そこは外界とは別の未知の世界。
そんな、土地を父の仇を取るために追う少女の逞しさ、そして、どうにも胡散臭い酔っぱらいのガンマン。
そして、同じ相手を追う賞金稼ぎの男。癖のある人間達が織り成す人間模様が面白い西部劇だ。
少女の復讐劇であり、冒険譚であるこの作品、カタルシスはあまり感じはしないのだが、なんだろう、男の意地だとか、少女の勇気だとか、そういうところを観る映画なんだと思う。
酔っぱらい男、コグバーンが男の意地を見せるシーンのかっこいいことよ・・・
これは良い西部劇である。
