エアール

アンダー・ハー・マウスのエアールのレビュー・感想・評価

アンダー・ハー・マウス(2016年製作の映画)
3.5
人を心底愛したことがあるかないか
ーーもしその相手が異性ではなく同性であったら…
さらに相手には婚約者がいて
近々結婚を控えているとしたら…
さあ、どうしますか…


男役でも、女役でも、どんと任せなさい 笑
主演にしてプレイガールを演じたダラスことエリカ・リンダーがまあカッコいい 笑

同棲する婚約者がいるにも関わらず
ダラスとの刺激的な関係に溺れ、終いには愛してしまうジャスミンことナタリー・クリルの愛らしさも言うことなし。

リンダーもクリルもモデルさんあがりですが
本作では大胆な場面の撮影にも
果敢に望んでますので
そこも見所でしょうかね。


さて 屋根の修理工であるダラス、
数々の女性と性的関係をもつも
心の底から満足感や愛おしさを感じることはなく
関係をもってはすぐに終わることの繰り返し。

ファッション雑誌の編集長として働くジャスミン。
7年付き合う婚約者と同棲している。
仕事の出張でアリゾナへと
数日間 家を留守にする彼、
アリゾナから戻ってきたら挙式の話を進める手筈に。


女性客限定のバーにて
ここで運命的な出会いを果たすダラスとジャスミン。
絡み合う視線、
強烈に惹かれいく気持ち、
ダメだと分かっていても
抑えることが出来ない衝動…

こうして出会いを重ねていくようになり
お互いを貪りつくすように
ーー今までに感じたことのない高揚感と快楽、
我を忘れ 息もできぬほどの激しい情事、
相手に覚える居心地の良さと解放感、
そして何より今までの相手には感じたことがなかった特別な感情…


都度反発しては何事にも縛られず自由に生きてきたダラス、
親に叱られて言われるがままに、それが正しいことだと思い込むようにして生きてきたジャスミン、
育ちも価値観もまるで違う2人だが
そんなのは理由にならず
2人の中で確かな絆が芽生えていく。

だがそんな関係も長続きはしない
ーーいよいよ出張先から彼が戻ってくるからである。

人生の良き思い出としてこの関係をきっぱりと断ち墓場までもって行くのか、
それとも…
エアール

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