このレビューはネタバレを含みます
母が癌で末期。傍にいるために育った田舎に帰ってきた。カミングアウトしてから随分経つけど、父はそのことにだけは折り合いがつかない。
一緒に暮らしていた恋人との仲、なかなか軌道に乗らない脚本の仕事。母が居なくなった後、自分でいられる話し相手を失い独りになることへの恐れ。
いくらでも悲しくできるテーマだけどそれだけにならないのは、彼らの日常の中にある出来事がありふれていてあたたかで笑えるからだろう。
以下印象に残ったところ
・J.Jトタのすべて
・creationと腹筋写真
・笑い話として笑えない話をする祖父母
・カバの木
・The Good Placeのジャネット
・マホガニーの机と新聞広告
・無性に苛立ってスーパーの通路に座り込んでしまう気持ち
・寝室での母との約束(涙)
・静かな終わりにとどめのDrops of jupiter(涙再び)