尊さを圧縮した映画。
言ってしまえば、オチがわかっていても尊い。
100日後に死ぬだぁ?来年きやがれ
あなたは死期に臨んでもなお遺される友達のために仕掛け作ってられるだろうか。僕にはできないかもしれない。
作品全体が2010年代のタイムカプセル。
ボタン式パカ携帯。真実と挑戦ゲーム。終盤、森下さん(生徒の仲良しさん)のJKスタイルが完全にこの時代を封印してる。お団子触角、ぱっちりロングソックス、腿ハーフスカート、もう泣いちゃう。
浜辺美波のおめかしシーン、光ってる。出かける間際の「んふw」って笑い方が素晴らしい。
小栗旬の抜け殻みたいな演技がベストアクト。ガムくん、愛せる。ガムくんのガムくんは、他者との関わりそのものなんだねガムくん。
お葬式のお母さんの演技、そう〜いう感じか〜?と思ったけど、どうすれば正解なのか想像できなくて背筋が凍った。
「あなただったのね」で泣いた。
詩の本質は、感情を形にすること。祈りであり願い。
コマ割りの漫画なので、映像にするとセリフ回しがすこし窮屈。一方で、数篇を一話に詰め込んでるので尊さが波のように繰り返す。もーやめてよ〜って泣いてる。
衰弱した人は走れるのか。殺人犯が偶発的で白昼堂々なのか。職場で退職願をちぎるはちょっと笑った。
住野よるの先に架空の葬式やっとくスタイル。尊い。