歩く肉

ディアボロ・マントの歩く肉のレビュー・感想・評価

ディアボロ・マント(1977年製作の映画)
4.3
1963年-1964年にかけての、監督自身の自伝的な回顧録。大きな出来事は殆どなく、日常的な瑣事、記憶の破片の寄せ集めのようなエピソードの羅列だけど、いつまでも観ていられる。映像の淡いくすみカラーも、ファッションも小物も全部とても好みだった。
ある特定の時期を、フレーバーをつけて記憶する感性が素敵。ペパーミントソーダというチョイスが絶妙にマッチしていた。甘く可愛らしくて、シュワシュワして少しピリ辛い。

初潮を迎えた女の子に、開口一番デカいビンタを食らわせるフランスの習わしに驚いた。
歩く肉

歩く肉