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オアシス:スーパーソニックのnoaのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アアアアア最高だった!やっぱりオアシス大好きです!!!

見終わった後に最初に思ったことは、リアムとノエルの性格が完全に正反対だからこそのあの絶妙ななんとも言えないクールなバランスを保っていたんだな〜と。どちらにも少しは共感できる部分があってその自分の中に少しある感情が極端に出てしまっているのがギャラガー兄弟で。そのアンバランスさがかっこいいのだろうと。

ノエルが何度もファンについてありがたい、君らのおかげだと言うのと同時にリアムが偉そうに当たり前だろみたいな感じのコメントを言っているのが、驚くほど二人は反対で、だからこそ磁石見たいに惹かれあって、嫉妬しあってお互いにないものをいつのまにかオアシスで補い合っていたんだなと思った。

お気に入りのシーンはたくさんのしょうもない喧嘩シーンや暴動エピソードも笑えて最高だったけど、やっぱりあのレコーディングスタジオで、ノエルができた曲をリアムに一回だけ聴かせてその後すぐにリアムが歌ってはいレコーディングってなるところ、あのシーンはお互いのことをお互いが一番分かってるもんなって確認してるみたいで、輝いてたし、羨ましかったし、微笑ましかったし、ファンとしてとりあえずニヤニヤしちゃった。

ネブワース公演のリアムの髪型かっこよすぎて私もああなりたいと切実に思った。

とりあえず最後にマスタープランがかかって彼らのグローリーデイズを見た後にあの歌詞を聴いて、ああやっぱりこいつら神様だ天才だ大好き!っなりました。

ただの音楽だけど、やっぱりたかが音楽でも大好きな仲間が集まって野心があれば、大勢の人の心をつかむことができて、時と場合と運と全てがうまく重なった時に大きな力を発揮するんだなと希望を持てるような映画でした。

壊滅的にクソでダメダメで成ってない極端な人間だけど、それと同時に凡人には手の届かない美しいカリスマ性という二面性を持ち合わせたギャラガー兄弟だからこそこんなにも大勢の人にアピールできたのかな。

完璧な人間が美しい言葉を並べ立てても、何も響いてこないけど何かを持ってない完璧じゃない魅力的な人間が言う言葉は響いてくるそれがオアシスだと思うし、だからこそみんな共感しやすいのだと思う、かつ絶対的に代わりが居ない存在だし、最高かよ!!!

最終的に思ったのは、こんなにも音楽が崇高で神聖なもの、みんなを一緒にするような魔法のような感覚を持つ音楽の時代はオアシスというビッグバンドと共に終わってしまったって言うこと。こんなバンドはオアシスで最後だったと思う、この時代を生きれなかったことがすごく悔しい。
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