KenzOasis

ワッフル・ストリートのKenzOasisのレビュー・感想・評価

ワッフル・ストリート(2015年製作の映画)
3.5
「俺は料理を愛してるのさ。タダ働きでも良いくらいなんだよ」

このセリフが印象に残った一作。
なかなかに興味深いところがちょこちょことあって、さらに短い時間と軽い展開が観やすくさせてる。

勉強を重ねて金融業の道に進み、昇進のみを考えてたくさん働いてきた主人公。
’’良いことではないが違法ではない’’
その一言を胸に得た巨額の利益は彼をクビに追い込む。
次に選んだ、小さなワッフル屋のブルーカラーの仕事は果たして彼に何をもたらすだろう。

話としてはまあまあといったところで、嫌いじゃないぜ。な映画です。
仕事への向き合い方って本当に人それぞれで、それはそれぞれの充足感が何によって満たされるかに起因する。
いろんなキャラが登場しますがそこがみんな違ってて、リアルで面白いなあって感じました。

経済全体で起こり得るいろんな事象を、ワッフル屋をベースに、置き換える形で表現しているのかも、とも思いますね。

僕はどんな風にどんな気持ちで、どんな仕事をしていこうかなあ。
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