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こころに剣士をのpapapaisenのネタバレレビュー・内容・結末

こころに剣士を(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとうまくいきすぎかな?
でも、子役の演技は素晴らしかった!特にあのでこ広い子はそうとううまいな!
http://top.tsite.jp/entertainment/cinema/i/33713561/
ハロ監督の演出で言えば、セリフに依存するのではなく、役者の表情や仕草によって思いを語らせている点も賞賛に値する。多くの映画では、別れのシーンに「好き」「愛してる」「また会おう」といったセリフが用いられる。こういったセリフは文字面こそ美しいが、実際に言葉にするのは無粋だ。というのも、好意とは口にせずとも伝わるものだからである。ハロ監督はこの点を踏まえて、演者にさりげない表情と仕草でこれらの思いを伝えさせている。それは例えば、エンデルと彼の友人であるアレクセイの別れ、ヤーンと彼の祖父の別れ、エンデルと恋人のカドリ(ウルスラ・ラタセップ)の別れから感じ取れるだろう。特に邦画に顕著だが、無意味に饒舌な映画が多い昨今、役者の表情によってキャラクターの思いを語ることができている本作のような映画は貴重である。
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