鹿shika

満月の夜の鹿shikaのレビュー・感想・評価

満月の夜(1984年製作の映画)
3.7
郊外に住む建築家の彼氏と同棲するモテ女のルイーズ。インドア派の彼とは性格が真逆なため、パリ市内にアパートの内装をを担当するために週末はその部屋に帰る。

久しぶりのエリック・ロメール!
ロメールの作品は、ほんっとうに平和な昼間に見たいんだよね。
そして真冬なので冬を題材にした作品をセレクトしてみた。

ここ数年の私の生き方とそっくりすぎる。
週末は終電も無くして始発前にラーメン食べて帰るのが幸せなのよね、、

今作では、あまり人と関わることが嫌いな彼に対し、新しい出会いを大切にするため、1人でいろんな友達のパーティに行く。

でも海外って、一緒に住んでるカップルって行動を共にするんだな〜って発見もあった。
自分には絶対無理だわ。好きな人と好きな人を会わせるのって好きなんだけど、恋人ってなると違うよな。

そしてこの作品の好きなところは何よりもファッション!!
黒いロングコートに真っ赤や鮮やかな水色のマフラーがオシャレすぎないか?
そして真冬なのにプラの網バックという、、
最近サウナブームがきて日本でもサウナ用に持っている人が増えているやつだよな?
今作が本当の使い方だ!確かにサウナには便利だけど、日常使いしたい。からネットで見つけて鑑賞中にポチった。

ワンナイトして自己嫌悪して、始発待つ前にカフェで話したおじさんとの会話もずっと良い。

でも一番可愛かったセリフは以下です。

「私にかけてるのは孤独の体験なの。
孤独の苦しみよ。
自分で思い知りたい。
私を愛す人たちよ。私を愛しすぎる。」

寂しくならないように仕事と遊びの予定を入れまくってる現実の自分とは大違いすぎて、まじで心から行ってみたいセリフNo.1だわ。
鹿shika

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