満月の夜の作品情報・感想・評価

満月の夜1984年製作の映画)

LES NUIT DE LA PLEINE LUNE

製作国:

上映時間:102分

ジャンル:

3.9

「満月の夜」に投稿された感想・評価

10年くらい前、ロメール作品といえば海辺のポーリーヌや夏物語が好きだったけど、なんとなく印象深かったこの作品を思い出して、DVDをひっぱり出して見直してみた。ビデオテープから焼きなおした、ボンヤリとした満月の夜…。

レミとルイーズの暮らすパリ郊外の近代的なアパートと、ルイーズのクラシックなパリのアパート。そしてキンと冷えた空気が伝わってくるような、冬の風景と衣装の色合いが身震いしそうに良かった。

しかしなんといってもパスカルオジェの存在感!!
彼女はこのあとすぐに亡くなってしまったので、ロメール作品への出演はこれのみなんですが、ボリュームのあるカーリーヘアやか細くて高い声がものすごく魅力的。もっと他の作品も見てみたかったな。
ルイーズのオーバーサイズのコートやニシキヘビみたいにでっかいマフラーも、彼女の髪型や雰囲気にとても合っていて素敵でした。わたしも超天然パーマなんだけど、もっとくりくりにしてあんな風にしてみようかなぁ(綱渡りや)。

昔見たときには、とにかくルイーズがわがままに見えてムカついたんだけど、今見るとモテすぎてちょっとかわいそうだった(オクターブうざすぎ)。
レミとのアパートとパリのアパートを行き来して、そのどちらでも満たされない気持ち、若さゆえかなぁ。
華やかさに惹かれる気持ちもよく分かるけど、そのせいでほんとに大切なものを見失って取り返しのつかないことにもなる。そして、それまで魅力的に見えていたものが途端に色褪せちゃったりして。最後のレミがやたらと男前に見えた。

若かりしファブリスルキーニかわいや。チェッキーカリョはヴィンセントギャロみたいだった。

あぁ。もっと高画質で見たい…。
mingo

mingoの感想・評価

4.0
ありゃ、クリップし忘れ、、
パスカルオジェと言ったらこちらもぜひ。オジェのセンスがひかる美術も素晴らしい。

このレビューはネタバレを含みます

男女の関係の揺らぎがテーマだと感じました。
「同棲していたら一緒に出かけるかどうか」という点での価値観の相違が二人を壊したみたいですが、私は同棲してるからこそ、たまには別々でもいいんでは?と思いました(つまり主人公のルイーズと同じ考え)

でも客観的に見ていると、ルイーズが奔放でレミが常識的に思えました。女が遊びたがり、男が縛るという構図はよくある気がします。
レミが怒ってルイーズではなく自分を殴り始めたシーンにはちょっと恐怖を感じました(こんな神経質な男の人は嫌です…)

カーアクションも何も無いのに、なんだかハラハラする映画でした。
ロメール作品に出演する女優たちはちょっと雰囲気が似たところがあって、主演をあちらとこちらで取り替えてもいける、と思えたりする。(もちろん皆さん魅力的ですよ!)

だけど本作のパスカル・オジェは別。この役は彼女でなければならないと思わせるとくべつの存在感、雰囲気がある。(もうひとつ挙げるなら『コレクションする女』のアイデ・ポリトフも)

幾人もの男性たちに愛されながら自分は人を心から愛することができず、行き場を自分から潰してしまう女性。そんな、地に足が着いていないふわふわとした孤独な女性の役が彼女にぴったりだった。

清純さと妖艶さが同居する独特の雰囲気、どんな奇抜な髪型やファッションも品良く自分のものにしてしまう個性、そしてとりわけ少女のような声が素晴らしく魅力的!
モンドリアンのリトグラフを配したスタイリッシュで無機質な空間、彼女はそこに迷い込んだ猫のようだ。

本作品に出演した直後に心臓発作で急逝してしまったオジェ。そんなこともあって本作をみる度に少し悲しくなる。

「喜劇と格言劇」第4作
cotie

cotieの感想・評価

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どこまでも自分のすきなようにやる彼女はチャーミングだったな。
notanota

notanotaの感想・評価

3.6
15?の頃から一人になったことがない(男が途切れたことない)てすごいな
でもそのかんじで、わたしに欠けているのは孤独という経験とか言われても、ふざけんな孤独なめんなとか思っちゃう笑
言う割にのべつ男子に電話かけまくるし、男友達しかいないとか言い切るし、なんとわかりやすく女子受けしない女子なの。

でもでも、でも、ほんとはちょっと羨ましかったりする。奔放に本能のままに生きてる様、最高にチャーミングでした。
かえ

かえの感想・評価

3.4
もー、こういう女の子大好き
モテちゃうしカワイイしでちょっと上から考えてたんだよね、彼氏が自分から離れるわけないってどこかで思ってて、自由奔放に天真爛漫に振舞ってたら下に見てた彼氏が離れてっちゃって、本当はめちゃくちゃ好きなのにねって…
ティファニーのホリーと似てすごく危なっかしくて、めちゃめちゃ可愛かった

部屋のインテリアとか壁紙、モンドリアン、扉、全部素敵
フランス人のこういうセンスってどう養うんだろう…欲しい…
gwennnn

gwennnnの感想・評価

3.8
モンドリアンの絵画が印象的だなぁ
が第一印象で、ルイーズみたいな女性は
世界中にいるよねぇというのが次に思ったこと。

満たされない、試したい、やっぱり愛してる。
きっと、トリュフォーやゴダールなら
ルイーズを甘やかして終わらせる気がする。
ロメールは本当に現実的よね。
好きだわ。

レミが言うようにルイーズならすぐに次の男性を見つけると思うしね。
pika

pikaの感想・評価

4.0
あーーー!もう!!馬鹿野郎!
愛し愛される関係にルールなんてない!とは言いつつ人間同士の関係なのだから互いの感情だけじゃ共存できないわけで、互いの願いを叶えるならば譲歩しよう、っつーか一方的だしルール違反な感じもあるけど、譲歩って言えば譲歩な見方もできる絶妙な「週一の自由」という約束!
そんなもん誰もが大なり小なり頭をかすめちゃうような願望だけど、それをしたらどうなるかわかるし、そんなこと考えすらしちゃいけないってのが信頼だろ!バカめ!と、自由に純粋な主人公ルイーズにイライライライラ、しながらも華麗なるシャレオツクールなセットや衣装に惹かれ、純粋に自身の道を貫くルイーズの姿に何だか憎めない気持ちになりながら、ほれ見ろ!こうなることは当たり前だろ!的な展開に至ってはむしろ愛らしい気持ちすら湧いてしまう、これぞロメールマジック!

なんなのか毎度全然わかんないっすけど、画面に釘付けにされいつの間にやら終わっていたくらい夢中になっちゃう会話劇。
随所に挟まれる哲学的で詩的な台詞が粋過ぎて惚れる。
ルイーズはまだしもオクターヴ、妻子がいるのにこいつクソだろ!ってムカムカしながらも、でもこいつも憎めない、なんならちょっと友達になってたまに飲みたい、そんな気持ちになっちゃうロメールマジック、なんなのこれ!
面白いんです!そんな傑作。アッパレ!
7e3

7e3の感想・評価

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現実って残酷〜〜でも、そりゃそうなるよなぁ〜〜
ロメールは見ててハラハラする、思い当たる節という節をいろんな角度からふわって触られてる感じ…謎の居心地の悪さを感じつつ、でも見ちゃう。。
愛ってなんだ〜〜〜〜(2回目)
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