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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のkaoruiのレビュー・感想・評価

5.0
闇に遮られ、押入れ、蚊帳に遮られ、明らかに意図してなんだろう、決して中心に迫らない。画面中央に現れない。偶然の積み重ねである。その先にようやく見えてくるものはひとつではない。
積み重ねるのにこれだけの時間は必然である。
私の父は日本人としてこの街で育った。
父達が去った後の小世界を見た。
闇の底に見た。
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