HeroM

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のHeroMのレビュー・感想・評価

4.2
長い。とんでもなく長い。が3時間経つ頃には結末を予期し「終わらないでくれ」と思ってしまう。
折返し地点にヤマがあるので長さを感じさせない。
光と影をテーマにした前半とバイオレンスシーン。全てのカットが芸術的で計算されている。
後半にかけて増大するエントロピーが行きつくカタルシス。ラストの余韻に浸るエンドロール。
強烈な自己否定を内包しつつも、シリアスで説得力のある政治的内容。
1950-60年代、台湾の置かれた状況はww2中のポーランドのように複雑で不安定で興味深い。
とりあえず。映画のお手本のようなショットに「うわ、かっこいいな」って思う。